人気の高い中国ライブ配信サービス

最終更新日 2024年11月22日 by akasak

わが国ではパソコンやスマートフォン、タブレットなどのインターネットに接続できる端末の普及が進み、日常的に情報を得るための手段といえば、紙の本や新聞・雑誌・テレビなどに代わってインターネットのほうが主流になりつつあります。

静的なホームページよりも動画のほうが好まれる

インターネットによる情報発信のしかたも実際のところはさまざまですが、静的なホームページよりも動画のほうが好まれるようになり、そのような流れのなかで何の権力や肩書ももたない個人の立場でありながら、一般大衆に対してみずから作成した動画を通じて思想的に大きな影響力を及ぼす、いわゆるインフルエンサーとよばれる人々まで登場するに至りました。
実は日本のインフルエンサーなどは比較にならないほど、お隣の中国では巨大な人口を背景としてインターネットを通じたライブ配信が盛んに行われるようになってきており、単純にみずからの主義主張や地域の情報などを配信するのみならず、配信される動画を巨額の利益を生む商売に結びつけるライブコマースも加速しています。

中国ではライブ配信を支えるプラットフォームも充実

もちろん中国ではこのようなライブ配信を支えるプラットフォームも充実しており、利用ユーザー数もそれぞれのサービスで数億人単位の広がりをもっています。
たとえば中国国内最大の電子商取引のプラットフォームは、ライブ配信で商品を紹介している最中に視聴者が該当する商品をリンクをクリックするだけで購入できるようになっている効果的な機能を導入していることから人気があります。
またゲームやアニメの実況を個人で配信することに特化した別のプラットフォームでは、配信者と視聴者の双方向のコミュニケーションが成立する機能があります。

参考:中国向けライブ動画配信 | 中華圏での番組・撮影コーディネート、ライブ配信【フライメディア】

中国におけるライブ配信サービスの市場規模はトータルすると1兆円規模

これら中国におけるライブ配信サービスの市場規模はトータルすると1兆円規模といわれており、今後とも成長できる伸びしろはかなり大きなものがあるといえます。
そこで日本国内からもこうしたプラットフォームに登録して、いわゆるライブコマースに挑戦して利潤をあげようとする意欲的な経営者もみられるようになってきています。
もちろん実際にこのような市場に参入するにあたっても、通常であればどのような手順を踏めばよいのかわからない、機器やソフトウェアの操作そのものが難しい、文化や嗜好の違いから人気のあるコンテンツがつくれないなどといった、さまざまな悩みを抱えるものです。

まとめ

近年ではこのような経営サイドからの声にこたえて、中国ライブ配信の指南をするようなサービスも出現しています。