最終更新日 2024年11月22日 by akasak
感謝の気持ちというのは、きつい言い方かもしれませんが思っているだけでは意味がありません。
いわなくても大丈夫だろう、伝わっているだろうと思いこんでしまうのは非常に危険な考え方だといえるでしょう。
やはり言葉に出して相手に伝えるということはコミュニケーションの基本ですし、恥ずかしがらずにしっかりと気持ちを伝えることは長い付き合いの人にこそ、いつの間にか言わなくなってしまうものですから、伝えるようにしましょう。
特に付き合いの長いカップルや夫婦というのはパートナーに対して思っていることを言葉に出さないという傾向があるようです。
特に年配の男性の場合はその傾向が顕著で、それは生きてきた時代が黙っていても伝わるはずだという風潮のあった時代だったからかもしれません。
しかし現在では熟年離婚など、長く連れ添った夫婦がわかれてしまうという事例も多々あります。
なぜ別れてしまうのかというと、それぞれにいろいろな理由があるとは思いますが、やはりコミュニケーションが不足していたということが原因の一つといえるでしょう。
特に近年では女性の方から離婚を切り出すというケースも多くあり、男性の側は言われて初めて奥さんがそう思っていたことに気がついて愕然とするということも多いようです。
これはやはり黙っていてもわかっているはずだという思い込みが大きな原因になっているのではないでしょうか。
大切なことは、いつもありがとうという気持ちです。
思っているのかもしれませんが、それを相手に言葉に出して伝えなければ意味がありません。
ありがとうと感謝されて嫌な思いをする人はいませんし、相手に何かをしてあげたいなどパートナーを気遣う気持ちも自然と生まれてくるはずです。
毎日一緒に暮していれば感謝の気持ちを伝えるチャンスはたくさんあると思います。
例えば、
ご飯を作ってくれてありがとう。
洗濯をしてくれてありがとう。
家事をしてくれてありがとう。
など、いつもやってもらっているといつの間にかそれが当たり前になって、当然という思いに変わってしまうかもしれません。
ですが何かをしてもらったらありがとうといいましょうと、きっと子供のころに習ったのではないでしょうか。
ですからやってもらって当然ではなく、いろいろとやってもらってありがたいな、嬉しいなという気持ちを忘れないでいれば、きっとありがとうという気持ちを素直に相手に伝えることができるはずです。
それでもいつもいつもいうのはなんだか照れくさいし、恥ずかしいという方は、パートナーの誕生日や結婚記念日など節目の日に伝えるとよいでしょう。
いつも何も言っていなかったとしても年に一回でも感謝の気持ちを伝えていれば、きっと相手にもちゃんと伝わるはずです。
これは別に旦那さんが奥さんに対してばかりではなく、逆の立場でも同様です。
感謝をするということは、相手を尊重するということでもあります。
相手のことをしっかりと見ているということでもあり、相手のことを考えていることでもあります。
コミュニケーションで一番やってはいけないことは相手に対して無関心であるということです。
無関心ということは相手のことを見ていないということ、つまり何かをやってもらっていたとしてもそれに気がつけないということにつながり、やがて気持ちも覚めてしまい嫌いになる、見たくもないといったことになってしまうかもしれません。
思ったことは相手に伝えて、お互いに気持ちを確かめあうということが大切なのです。
日頃の感謝はしっかりとパートナーに伝え、お互いに相手のことを思いやることが毎日を明るく楽しく暮らしていくためのコツだといえるでしょう。
まずはありがとうと伝えてみましょう。