外壁塗装における足場における重要性と費用の相場

最終更新日 2024年11月22日 by akasak

道を歩いていて養生シートに囲まれた家を見ると、外壁塗装の工事を行っていると思う人が多いものです。
外壁塗装を行う際にセットで考えられるものとして、足場が挙げられます。
現場の安全性を守るためにも、また安全に作業を確保するためにも、非常に重要な役割を担っているといえます。
外壁塗装の工事を行う際に一番に行われるものが、足場の組み立て工事です。
組み立て工事だけでみると1日で終わるものの、その後設置されたまま養生や高圧洗浄、下地処理、実際の塗装と、すべての作業が終わるまでに安全性や施工品質を維持するために必要な存在となります。

 

高い場所での作業を安定させる働きが得られる

設置することでまず最初に高い場所での作業を安定させる働きが得られます。
組み立てによって、建物の周りの空間がすべて作業するスペースとなります。
作業スペースが増えれば足元も安定するので、ローラーやはけなどのさまざまな道具を使うときにも手元が狂いにくくなるでしょう。
工具を持ち代える場合には、足元にある板に塗料の入った缶や工具などを一度おいて、手を開放することもできます。
組み立てなくても脚立でもよいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、脚立にはこのようなスペースがありません。
足元や手元も不安定になってしまい、物を落としたり作業員が落下したり、施工ミスのリスクを大きく高めることになります。
一言で足場といっても様々な種類のものがあり、塗装を行う家の立地や建物の大きさに応じ、適切なものを選び使用することになります。
設置できない現場となるとロープやブランコなどの代わりの道具を用意しなければなりません。
そして足場があることにより、高いところでも職人は体勢を崩しにくくなります。
これにより敷地内に転落する事故などを防ぐことができるでしょう。
足元だけに限らず、手元の自由度もかなり上がるため、うっかりと地面に工具を落とした時や、体勢を崩してしまった場合にも、とっさに受け身を取りやすくなります。
さらに職人だけではなく、下にいる職人や家の人に対しても、ものが落下する事故から守られるような仕組みとなっています。

 

足元が安定することによって作業効率はかなり上がる

また足元が安定することによって、作業効率はかなり上がることになるでしょう。
工具をもちかえたり施工箇所の切り替えなどといった工事を行う工程の移行がスムーズになるので、無駄な時間が削られることになります。
その結果として工事を工期通りに進めることにつながります。
たとえ脚立でも塗装は行えないことはありませんが、時間がかかるのが実情です。
実際に平屋の場合などには、脚立だけで済ませるケースもあるでしょう。
しかし脚立で作業をするとなると、左右に移動することが出来ないというデメリットが伴います。
一カ所の作業が終わるごとに脚立を移動させなければなりません。
それまでに行った場所に不備があった場合には、またもとの位置に戻さなければならず、作業効率は非常に悪くなってしまうことでしょう。

 

足場を組んだ後には飛散防止ネットを張る

このように施工環境が不便となっている場合には、職人のミスを誘発することにもなるため、やはり脚立での作業は危険を伴います。
足場を組んだ後には飛散防止ネットを張ることになるでしょう。
これは工事中に発生する粉じんや塗料などを周囲に飛び散らせないようにするためのものです。
特に外壁塗装では高圧洗浄作業は欠かすことができない工程の一つとなっています。
外壁の周りには汚れや古い塗膜が付着しているので、新しい塗料を塗る前に高圧洗浄機の強力な水圧でこれらを落とし、塗料の密着性を高めるのです。
この高圧洗浄を行う場合には、どんなに頑張っても水しぶきが建物の周りに飛び散ることになるので、飛散防止ネットを張り、まわりの住宅や車などへの飛散を防ぐ必要があります。
足場がなければこのようなネットを張ることができず、洗浄する場所ごとに用意しなければならなくなり、さらに作業の効率は悪くなります。
部分的にネットを張った場合には隙間が生じ、その部分から水しぶきが漏れやすくもなってしまうのです。

 

足場の設置費用についてKRH株式会社に聞いてみた

このようにさまざまな役割を果たすことがわかりましたが、実際にどれくらいの費用がかかるのか気になる人もいるかもしれません。
具体的な価格としては、平米当たりの相場が存在し、その相場を面積にかけることによって設置費用を求めることが可能です。
設置費用の平米当たりの単価としては、おおよそ700から1100円前後が主流となっています。
また外壁塗装を行う業者の中に、組み立てを行うための資格を持っている人が在籍していなければ、専門業者を介さなければなりません。
すると外注費用も工事費用に上乗せされることになるでしょう。
そのためできるだけ資格を持った人物が在籍しているKRHのような業者を選ぶことが重要です。
平均的な2階建ての戸建て住宅にかかる設置費用としては、約17万円から28万円ほどとなるでしょう。
中には大幅な値引きを実施する業者があるのが事実です。
設置費用無料、今なら半額などと宣伝している業者がありますが、よく見ると値引いた分がほかの項目に上乗せされていることが多いため、このような手口にだまされないように十分に注意しましょう。