最終更新日 2024年11月22日 by akasak
「男尊女卑の歴史について学びたい」
「女性の社会進出は進展しているのか知りたい」
「元政治家の畑恵さんの経歴や現在に興味がある」
日本の女性とは昔から苦労の連続であり、日本という豊かな国の下支えをしてきたといっても過言ではありません。
昔から女の人は、奴隷と同じ扱いであり、子供をうむ機械としての考え方しかなかったのです。
それを顕著に物語るのが姨捨山の存在です。
女性の生殖能力がなくなり、老年期になると家計を圧迫し、食べ物を無駄に与えることになります。
生きていくのも貧しく苦しい環境下で、子供を産まない女はゴミ以下の扱いだったわけです。
目次
姥捨山の実態を畑恵さんはどう見る?
老年期になって家庭の状況を見計らい、口減らしの意味でカラスがたくさんいる山に、長男が背負って母親を捨てに行くんです。
当時の女の人は、死ぬことに対し恐怖心があったものの、自分以外の女の人もみな同じように年老いては宇山に捨てられるのを、少女のころから目にして知っているので、当たり前のことだと、それが運命なのだと悲しい最期を受け入れたんです。
こうした男尊女卑的な考え方は、他にも随所に見られます。
日本では皇室をはじめとして、男性優位の社会になってるんです。
男系男子というものが皇室では特に重要視されているんです。
それを手本として庶民の家庭でも、男の子は宝であり、家を継ぐ大事な担い手として宝のように扱われました。
相反して女の子は、家を継がず、外に出て嫁にもらってもらう存在であり、できれば10歳にもなれば口減らしに女中見習いで家を出てほしいと思う存在でもありました。
女の子を女郎として売りに出すことも・・・
女の子であると力仕事が出来ず、実入りも少ないので働き手にならないのがネックとなるんです。
本当に貧困で地を這うような生活の家庭では、女の子を女郎として売りに出すということも日本ではその昔平気で行われていたことです。
では日本が敗戦を経験し、戦後どのように女性の地位は向上したのか知りたいとこでしょう。
敗戦の日本でも食べるのに困り、お金を手に入れたり、食料を恵んでもらうために親が娘に身売りする、つまり売春を手引きすることも多々ありました。
特に外国人相手になるとお金がいいので、貧しい家庭の女の人は、外国人相手に体を売ったともいわれています。
そこで生まれた子供は、父親不在であいの子と呼ばれ、差別と偏見の対象でした。
戦後はこのように極貧の女の人は、体を売って生計を立てることもごく当たり前に行われていたのです。
女性の地位も少しずつ向上しているかのように見えた
高度成長期に突入していくと、地方からたくさんの学生が職を求めて東京や大阪にやってきて出稼ぎするようになりました。
右肩上がりの高度成長期で、ようやく少しゆとりある生活が送れるようになり、女性の地位も少しずつ向上しているかのように見えたのです。
中学や高校を出て、紡績工場や自動車工場で工婦\として働く女の人も多くなり、一見すると女性の地位向上が見られたかのように感じられます。
ところがこれも結婚までの腰掛程度であり、当然二十代半ばになれば結婚して職を離れてほしいというのが暗黙の了解でした。
それゆえ勤続年数何十年と働いたり、工場や会社で出世して管理職になるなどほとんど見られることはなかったんです。
当然働いているときの給与も同じ仕事をしていても給与や待遇は、女の人の方がはるかに低く、安い労働力として扱われていたのは良く知られています。
1980年後半にはバブル経済に突入
いよいよに本家材も活況になってきて、1980年後半にはバブル経済に突入しました。
サラリーマンの給料も右肩上がりで、年功序列型にアップしていき、平社員であっても1000万円プレーヤーはごまんといたんです。
ゆとりある生活の中で、土地や家屋を買ってみようかという気持ちになる人も多く、地価が急騰し経済がバブルになったんです。
この前後に男女雇用機均等法が制定され、元ニュースキャスターである畑恵さんの政界進出など、女性の社会進出が促進されたのです。
しかし内実は、まだまだ女の人が管理職になることは少なく、給与体系も明らかに低いままだったんです。
さらには男尊女卑的な考えも会社には横行しており、セクハラや責任ある仕事をけっして女に任せるということもありませんでした。
雇用の機会は増えたものの、女の人はまだまだバブル期でも不遇な目に遭っていたのは確かです。
令和に見る女性の社会進出の闇
こうした根底には、女の人はどうせ結婚してしまい、職を離れるといった偏ったイメージや固定観念があったことが原因だと思われるんです。
そしてバブルがはじけ、令和の現代ですが、女の人の社会進出が増え、夫婦共働きは当たり前になってます。
でも二を開けてみれば、女の人の雇用体系とは正社員ではなく、派遣やパート、アルバイトに日雇いと言った非常に不安定な雇用形態なんです。
これは真の意味での女の人の社会進出ではありません。
なぜこのようなことになっているのか、それは政府自らがモデルケースを国民に見せていないためと言えます。
国会を構成する女の政治家はわずか数パーセント足らずであり、先進国の中でもいまだに女の総理大臣が誕生していません。
まとめ
世界的な女の人の地位向上をはかる指数でも、日本はアラブ諸国と同等の再開委に近いランキングなんです。
先ずは政治から女の人が参加しやすい環境整備が求められ、それが各企業に滴下することが大事です。