イメージが大きく変わったランドセル

最終更新日 2024年11月22日 by akasak

小学校の入学時に購入するランドセルは、昔は男の子なら黒、女の子なら赤と決まっていました。

しかし近年では黒と赤の他にも、青やピンクなどのほかにゴールドやシルバーといった変わったカラーまで、店舗の売り場は色とりどりのラインナップになっています。

またこれまでは性別によってカラーはある程度決まっていましたが、最近はその傾向も薄れつつあります。

女の子で黒や水色など、今までは男の子のカラーと言われていた種類を選ぶのも珍しくはありません。

またカラーバリエーションだけではなく、販売するメーカーも昔に比べて目立つようになりました。

現在では鞄の名店と言われる老舗もランドセルの製造・販売に力を入れており、また百貨店などの店舗もオリジナル品を開発して販売しています。

有名ブランドも販売を手がけており、メーカーにとっては重要な位置づけとなっているのです。

昔のランドセルは、カラーや機能はほぼ同じで大きな変わりはないと考えられていました。

しかし多くの老舗やブランド、オリジナル品が登場している現在では、それぞれの商品には異なる特徴がいくつもあります。

たとえば教科書やノートなどの教材を入れると、重くて子どもの肩や背中には大きな負担がかかります。

今の教科書は大型化し重さも増えていますから、保護者からはかわいそうという声も出るほどです。

そのためメーカーは設計をするときに、ランドセルを軽量化する工夫を随所にしています。

また単純に軽量化して軽くするだけではなく、背負ったときに体にかかる負担を減らす努力もしています。

小学校の高学年になると多少重くても耐えられますが、こうした工夫をすることによって入学したばかりの小学1年生でも、軽やかな足取りで通学できるでしょう。

違いは体にかかる負担を軽減するだけではなく、デザインにもあります。

デザインの基本となるカラーバリエーションの他にも、ワンポイントで刺繍を入れるだけで高級感や可愛さがアップします。

表面の刺繍だけではなくステッチや金具にまでこだわり、デザイン性を高めた商品もあるほどです。

こうしたデザイン性は女の子向けには特に重要なポイントで、子どもが自分で選ぶときの決め手にもなります。

小学校の入学前といえども女の子はおしゃれに敏感ですから、各メーカーも力を入れている部分です。

昔と大きく変わったのは、見た目のデザインや機能性だけではありません。

いわゆるランドセル商戦も、大きく前倒しされました。

以前は小学校入学の準備を始める年明けでも余裕で買えましたが、今では年明けに売り場に行っても欲しいものは買えません。

現在は新1年生が誕生したばかりのゴールデンウイーク頃から、翌年春のランドセル商戦はスタートしています。

早めに動き出して予約をしておかないと、希望どおりの商品を購入することはできません。

特に一つ一つ手づくりするメーカーの商品は予約の受付数も少ないので、早めの行動を心がけましょう。